
VJ TONTON
TONTON は VJ、グラフィックデザイナー、映像作家。千葉県出身。東京とイビサ島を拠点に活動する日本人アーティスト。
”混沌とする現実における概念の分解と再構築” をテーマに掲げ、調和的・抽象的な光りの映像表現を得意とする。98 年に VJ 活動を開始以降、ラジオ番組共同制作で日本初のウェブを介した VJ 放送や 3D プロジェクションマッピングを行い、VJ アーティストとしての新たな可能性に向けた挑戦を続けている。ニューヨーク、ローマ、バリ島、ベトナムなど世界各地へ VJ の活動の場を広げ、2012年からはスペインのイビサ島に夏の活動拠点を移し、世界最大級のクラブとしてギネス世界記録認定の “Privilege” にて週 2 本のレギュラー出演、”amnesia” では Marco Carola プロデュースのパーティー “MUSIC ON” に初期立ち上げメンバーとしてレギュラー出演、Nightmares on Wax の “WAX DA JAM” へレギュラー出演等、国内外問わず VJ として高い評価を受けている。イビサ島を中心とした VJ 活動での人気は広く知られてはいるが、最新のダンス・ミュージックからファッション、オタク文化やアートまでと、シーンのハイ & ローを問わず、ジャンルを超越した活動を行う。これまでに、2万人超の導入を記録したダンス・ミュージック系野外フェス “METAMORPHOSE” では巨大な立体スクリーンを使用したプロジェクションでの監督・VJ、日本最大級のファッション&音楽イベント “Girls Award” においてライブVJと映像演出、”DEEPCOVER (沼澤尚·森俊之)” 等のミュージシャンとの VJ セッションから、sora tob sakana や amiinA を始めとした楽曲派新世代アイドルの専属 VJ になる等、数多くのアーティストの武道館や東京ドームライブでの演出担当としても活躍。いずれも3 拍子への感性を軸としたリズム運びや、間を取り入れた手法を用いて、会場の雰囲気や出演アーティストの意向を汲み取った映像演出の先にある 「作品の昇華」 を見つめる姿勢により、VJ 枠を超えたアーティストとしての地位を築く。
2015 年以降、ソロとして活動する一方、DJ medical と結成した ”momentgram” では、映像・音楽アートの形で 「一瞬の輝きにある普遍性」 の表現・演出が話題を呼び、東京アンダーグラウンドシーンに新しい指針を示した。VJ 活動の他に、クラブ隆盛期には多くのクラブで専属デザインをしていた他、映像作家やグラフィックデザイナーとしても活動し、各種イベントの宣伝用ポスターのデザイン制作、Hi-STANDARDによる “The Gift” のミュージックビデオ制作、ボタニカルリキュール “COCALERO” のメインアートワークとして “HIGH LIFE” のポスター制作を手掛け、00 年代以降の日本のアーティストおよびストリートカルチャー双方のプロモーション活動に携わる。